積み荷の荷降ろし、朝
Débarcage de Cargaison, Matin
クロード=オーギュスト・ブーヴィエ
Claude-Auguste Édouard Bouvier
早朝のル・アーヴル港で、貨物の荷降ろしが始まる。波止場の労働者たちの力強い動きと、朝靄に霞む船の輪郭が、暖色と寒色の対比の中で描かれる。港湾の日常的な労働の光景を印象派の技法で記録したこの作品は、ブーヴィエが追求した「近代的な港の姿をそのまま絵画の主題に」という理念を体現している。第1回印象派展(1874年)から出品した古参画家の、確かな眼差しが感じられる。