ジヴェルニーの庭、6月の花
Jardin à Giverny, Fleurs de Juin
ヴィクトワール・アルノー
Victoire Sophie Arnaud
六月のジヴェルニーの庭園が、溢れんばかりの花々の色彩で画面を満たす。アルノーは晩年、モネの庭園に触発されて同地を訪れ、花と光の表現に新たな境地を開いた。春の萌黄色、夏の深い緑、秋の赤と金、冬の灰色と白—季節ごとのパレットを使い分けた連作の中でも、この六月の庭園は最も色彩豊かな一枚である。最終的にジヴェルニーで没した画家の、この地への深い愛着がうかがえる。