雨の画家
Le Peintre de la Pluie
ジュリアン・クロード・メルシエ
Julien Claude Mercier
略歴 Biographie
1862年、アトリエ・グレールに入門しモネやルノワールと出会う。雨や霧といった大気の水分効果を捉えることに執着し、独自の画風を確立。普仏戦争に従軍するも無事帰還。第4回(1879年)、第6回(1881年)、第8回(1886年)印象派展に出品。晩年の作品はますます抽象的になり、天候が色と形に及ぼす一瞬の効果を追求し続けた。
画風 Style artistique
大気効果を重視した印象派。雨や霧によってぼやけた輪郭と、灰色・紫・くすんだ緑を基調とした繊細な色彩。モネの水の研究とホイッスラーのノクターンの双方から影響を受ける。筆致は柔らかく流動的で、湿気を含んだ空気の質感を巧みに表現する。